Triangles: 92.6k
Vertices: 46.3k
More model information 北海道恵庭市黄金地区に所在するカリンバ遺跡から出土した漆製品(国重要文化財)です。
カリンバ遺跡はおよそ3,200〜2,300年前(縄文時代後期〜晩期)にかけての遺跡で、多数のお墓が発見されています。
この漆製品もお墓から出土したもので、このほか、腕輪や耳飾り、腰飾り、額飾り、頭飾りなど赤色顔料で着色された漆が塗られた装飾品が出土しています。
この漆製品を下側から見ると、横並びに穴がいくつも開いていることがわかります。この製品は小樽市忍路土場遺跡の出土事例などから、漆が塗られた櫛(くし)だと考えられ、穴の部分には数本の櫛の歯があったと考えられています。櫛の歯や根本部分は朽ちてしまいましたが、漆が塗られた根本の装飾部分には漆の膜として現代まで残りました。
Feb 23rd 2023
Comments are turned off.
Learn more