Triangles: 5M
Vertices: 2.5M
More model information所蔵 瀬戸内市
出土 寒風古窯跡群1-Ⅲ号窯(岡山県瀬戸内市牛窓町長浜字寒風)
普段は寒風陶芸会館(岡山県瀬戸内市牛窓町長浜5092)て展示しているが、
平城京いざない館の企画展示「須恵器をつくる-古代と現代をつなぐの工の物語-」にて令和7年7月12日から8月31日にて展示中。
国指定史跡である寒風古窯跡群の1-Ⅲ号窯で掲載番号152と並んで土壙内から出土した。
口縁部を北側に向け斜め45度に土壙壁面に向けて傾いた状況で出土した。
大きさは口径24.5㎝、高さ46.6㎝、胴部最大径は45.3㎝を測り、重量は10.0㎏である。底部を除きほぼ完形品である。
底部は焼成時に斜めに置かれたため焼きひずみで窪み、底部には焼き台に使用されたと考えられる甕片が、肩部には杯身が溶着していた。
口縁部から胴部外面に自然釉が玉垂れ状に流れた様子が確認できる。
口縁部内面に「V」字状のヘラ記号を施す。
外面調整は格子状タタキ後カキ目、内面は同心円状の当て具痕後名で、口縁部はヨコナデを施す。
色調は内面は灰色、外面が灰白色で焼成は良好である。
出土状況は『瀬戸内市埋蔵文化財発掘調査報告1 史跡寒風古窯跡群』(https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/13202)
に詳しく本資料は掲載番号153として掲載されている。
Comments