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More model information 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の1つ、北海道伊達市北黄金貝塚から出土したクジラの骨で作られた刀です。
内浦湾をのぞむ丘陵上に立地する北黄金貝塚は、およそ7,000〜4,000年前(縄文時代中期)の暮らしの跡が残されています。
刀といっても刃がついてないため、切ったり刺したりするような使用方法ではないことがわかります。さらに真横から見ると、波打つように曲がっていることがわかります。
このクジラの骨製の刀は貝塚から発見されましたが、その貝塚からは人のお墓も見つかっています。貝殻や魚の骨、動物の骨や角などが大量に見つかる貝塚ですが、手厚く埋葬された人のお墓も見つかっていることから、単なるゴミ捨て場ではなく、祭祀や儀礼の場でもあったことがうかがえます。祭祀や儀礼の際に火を使用していたため、クジラの骨製の刀が曲がってしまったと考えられています。
Feb 23rd 2023
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