アニメ『 ヘヴィーオブジェクト 』より
【 ベイビーマグナム 】
ミリンダ(お姫様)が操縦する第37機動整備大隊の第一世代オブジェクト。ほぼ全編に登場している。 全天候型・全地形適応のスタンダード機。設計士クレア=ホイストが設計に関わっており、また一般的な第一世代オブジェクトの主流から外れた機体。 逆Y字型の脚部ユニットは静電気式推進システムを採用しており、さらに地表との隙間に高出力のレーザーを放ち空気を加熱・膨張させるレーザー推進による加速機構を併用して高速移動を行う。あらゆる地形で自在に走行でき、専用フロートに換装することで海上での移動、及び戦闘も可能(海戦用フロートには後述のトライコアと同様にシャークアンカーが装備されている)。フロートの換装作業には整備部隊が随伴する必要がある。 アームによって各々が独立して可動する7門の主砲は、戦況に応じてレーザービーム、レールガン、下位安定式プラズマ砲、コイルガン(アニメ版のみ)などに機能を切り替えることができ、拡散と集束の2種類の砲術理論を用いる。 コックピットは機体中核にある直径2mの球状空間の中に設置されており、入り口からは動力炉の整備室や燃料追加用投入口や固着ボックス交換室などの分岐路が伸びている。一面に張られた巨大モニターに表示されるカメラの映像やセンサーの検知結果などの膨大な情報を超高速処理し、入力デバイスは眼球の動きを読み取るサングラス型の赤外線センサー、操縦桿、大量のキーボードなど様々なインターフェースを組み合わせて使い、操縦している。なお、エリートのコンディション調整のために電子レンジや小型冷蔵庫、座席には低周波振動マッサージ機能まで備え付けられている。 短所が無く汎用性が高い代わりに長所も無く決定打に欠け、それゆえに特化型の第二世代との戦闘では不利な戦況に立たされることも多い。また、多様な兵装を備えているため威力偵察の用途には相性が良い。
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