谷地遺跡から出土した縄文土器の深鉢です。長胴で大きく開く口縁部が4単位の截頭波状縁となる器形と、その波頂部を基準とした胴部文様の割り付けは前段階の大木7a~7b式の伝統を引き継いでいます。一方、施文技法を見ると大木7b式で多用される隆線に押圧縄文を添わせる技法が認められず、大木8a式で顕著となる隆沈線が代替しており、また大木8a式の一つのメルクマールとなる口縁上端の連続刺突文を充填する狭い文様帯に相当するものがこの土器では口縁上端の直下に設けられています。胴部文様では、方形区画の内縁に大木8a式で盛行する剣先状、連続短弧状の沈線文が付加されています。このように本資料は大木7b式と8a式という前後の二つの土器型式の特徴を併せ持ち、過渡的特色を持つものと考えられます。
名称:縄文土器(深鉢)
時代:縄文時代中期中葉(大木8a式期)
年代:約5,000年前
遺跡:谷地遺跡(📍宮城県刈田郡蔵王町大字円田字谷地)
帰属:No.P0978/SK171土坑/堆積土1層/Pot134
法量:口径38.4cm/底径 - cm/器高(47.8)cm/最大高(55.5)cm
詳細:蔵王町教育委員会 2021 『谷地遺跡』蔵王町文化財調査報告書26
所蔵:蔵王町教育委員会
その他:装飾・文様展開図の作成を目的としたモデルのため、土器の内面下部及び底面は生成されていません。
Jomon pottery excavated from the Yachi site in Zao Town, Miyagi Prefecture.
Collection of Zao Town Board of Education.
3D model created by LANG Co., Ltd.(Zao Town Commissioned Project 2018.)
3D model creation method:Photogrammetry(SfM)
CC Attribution-NonCommercialCreative Commons Attribution-NonCommercial