皮袋形瓶

3D Model

皮袋形瓶

Bottle, in the shape of a leather bag.

5世紀初､日本で初めて高温で焼いた陶器質のやきもの、須恵器の生産が始まった。須恵器は、朝鮮半島の陶質土器の技術がもたらされたもので、当初は日本各地の大古墳を築くような豪族に独占されていた。この瓶は、中央アジアの騎馬民族が使用する皮袋を、須恵器で写したもので、縫い目も忠実に表現されている。これは実物を目の前にしなければ作ることができないもので、この時期騎馬民族の文化が広く知られていたことを物語っている。

出土地：日本、岐阜市上加納稲荷神社出土

制作年：古墳時代後期（6世紀）

サイズ：高18.6　胴径25.4

3D model by Bdash