Triangles: 2M
Vertices: 1M
More model information◯栃木市 Tochigi City, Tochigi Prefecture, JAPAN ◯戦国時代 The Warring States period (16 th century) ◯栃木県森林整備課数値標高モデル(0.5m)をもとに作成 CS立体図はCSMapMakerで作成 ◯文献:西方町史編さん委員会2011『西方町史』
真名子城は永正年間(16世紀前半)に宇都宮氏によって築城され、その後家臣の岡本氏に与えられたという伝承があります。しかし、これは明治44(1911)年の『真名子村郷土史』に記載されている内容なので、全面的に信じることはできません。岡本氏の出自は宇都宮氏庶流とも、芳賀氏庶流ともいわれていますが、本領は名字の地である岡本(現在の宇都宮市北部)であり、真名子(現在の栃木市北部)とはかなり離れています。一族の誰か、あるいは別系統の「岡本氏」が真名子に領地を与えられた可能性もありますが、それを確実に裏付ける文書等は見つかっていません。この地域は宇都宮氏と皆川氏の領地が接しているため、真名子城はいわゆる「境目の城」として重要視されていました。谷を挟んだ2km東には、宇都宮方の西方城があります。少なくとも元亀年間(16世紀後半)以降は、城主は不明ですが皆川方の城となっていたと考えられています。城は、赤津川左岸の丘陵に築かれています。山頂部に本丸が置かれ、それを取り巻くように帯曲輪が造られています。また本丸から西・南西・南に続く各尾根に曲輪が配され、曲輪の先には堀切が造られています。
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