Triangles: 364.6k
Vertices: 227.1k
More model information近年、インフラ点検や漁業、学術研究など様々な分野で「水中ドローン」と呼ばれる有線式の小型無人潜水機に注目が集まっている。従来の大型ROVとは異なり、小型で少人数でも運用でき、価格も数十万円~と大幅に安価であることから登場以来急速に導入が進んでいる。 活躍の場が広がるとともに、現場では様々なニーズが生まれている。水中ドローンの用途が多様化していく中で、それぞれの使用用途に合わせたフレーム形状や機能を持つ機体を自由に作りたいと思い、「MOROTA」シリーズの開発を始めた。 モーターやエンクロージャなどは安価な汎用部品を採用し、またフレームは独自に設計、3Dプリンターで出力し開発コストを抑えた。また、制御システムにはオープンソースのROV制御ソフトウェアである「Ardusub」を採用することで、高額な産業用水中ドローンに近い操作性を実現している。 今後は、海での動作テストを重ねながらフレーム設計やモーターの配置を改良するとともに、水中ライトや写真測量用のカメラを設置するなど機能拡張に取り組みたい。
Comments