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More model informationカミガー、アジガーは古くから生活用水として、また崇拝の対象として大切にされてきた井泉です。 糸満市教育委員会では平成30年6月にカミガー・アジガーの試掘調査を実施しました。 試掘調査はカミガー・アジガー前面部で実施し、地表下約0.8m~1.0m前後で戦前のカミガー・アジガーに伴う遺構(コンクリート洗い場、清跡及び石列)を検出しました。 コンクリート洗い場は、戦前と戦後の2時期のものが検出され、戦前のものはほぼ全形を留めていましたが、戦後のものは一部が破壊されてしまいました。 溝跡及び石列は、戦前、カミガー・アジガー南東側にあった溜池排水溝とそれに関連する階段等の痕跡と考えられ、昭和15年に坂本万七氏によって撮影された溝と同一のものとみられますが、試掘調査箇所外に延びており全形を確認することはできませんでした。試掘調査では、戦前のカミガー・アジガーのコンクリート洗い場、清跡及び石列などの遺構が比較的良 好な状態で残存していることを確認しました。 小範囲の試掘調査のため残念ながら全形を窺うことはできませんでしたが、未調査箇所にはカミガー・アジガーに関連する遺構が残存する可能性が高いと思われます。
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Dec 4th 2022
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