Triangles: 171.8k
Vertices: 85.9k
More model information 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の1つ、北海道函館市垣ノ島遺跡から出土した足形付土版土器です。
太平洋をのぞむ標高32〜50mの丘の上に立地する垣ノ島遺跡は、およそ9,000〜3,000年前(縄文時代早期〜後期)までの長い間にわたって暮らしが営まれました。
大人の手のひらほどの大きさのこの足形付土板は、複数の人を埋葬したと考えられる大きなお墓から出土しました。垣ノ島遺跡からは合計17点の足形付土版が出土しています。
粘土で作られたこの土版には、その名の通り足形が付けられていますが、そのどれもが小さい子どもの両足または片足の足形です。さらに、かかと側に穴が開けられ、裏側に手形が付けられているものもあります。
大人のお墓からこのような子どもの足形付土版が出土していることから、早くに亡くなってしまった子どもの形見だったのでは、との考えもあります。
Feb 23rd 2023
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