Triangles: 911.8k
Vertices: 455.9k
More model information風景 Landscape
藤平伸 Fujihira Shin
制作年:1987年 サイズ:35.6×20.6×39.4cm
藤平は釉薬工場を営む父・政一が親交があったのが縁で河井寬次郎に、伸と名付けてもらう。京都高等工芸高校窯業科を病気で途中退学、療養中は絵を描いて過ごした。三十歳で本格的に陶芸活動に入るも、日展で初出品、初入選。京都陶芸家クラブに入会し清水六兵衛に師事する。初期には絵画性の強いレリーフ状の作品が多くみられたが、その後、器物の表面を彫ったり刻印することで迫力ある硬質の線を手に入れ、塗ったり描いたりする通常の上絵とは違った新しい加飾表現を展開した。日展を中心に活動し、1973年には京都芸術大学教授に就任。現在は名誉教授。 本作品は藤平作品を特徴づける脚のついた作品である。このような矩形の形態に3本の脚をつけられている点が藤平の作品全体に通じる浮遊感を端的に感じることができるであろう。藤平の作品に付けられる脚は、そこに落ち着くための脚というよりは、鳥の脚のように飛び立つためのばねの役割のようだ。どこかの風景であろうか、階段以外には具体的なモチーフは示されていない。しかしながらも付けられた突起や表面の装飾からは、独特の空気感が感じられる。
3D model by MimirLLC
Mar 24th 2023
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