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More model informationShell mound ruins (from Takasago Shell Mound: Late Jomon period, about 2,800 years ago) 2021(令和3)年7月27日、北海道・北東北の縄文遺跡群は世界文化遺産に登録されました。 入江・高砂貝塚はその一つです。
北海道南西部の洞爺湖町に所在し、内浦湾を望む標高約10メートルの低地に立地します。水産資源豊富な内浦湾に面し、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。
遺跡には貝塚と墓域が形成されています。墓域は、土坑墓と配石遺構で構成され、土坑墓は、土器や石器、石製品などの副葬品を伴い、赤色の顔料(ベンガラ)が散布されています。他に、抜歯の痕跡が認められる人骨や胎児骨を伴う妊産婦の墓もあります。
貝塚からは、タマキビ、ホタテ、アサリなどの貝類や、ニシン、カレイ、マグロなどの魚骨、エゾシカ、イルカなどの哺乳類の骨が出土しました。特にアサリやカレイが多くみられることから、貝塚周辺には砂浜が発達していたとともに、一時的な寒冷化であったことを示しています。
本資産は、定住成熟期後半の貝塚を伴う共同墓地であり、沿岸地域における生業と高い精神性による祭祀・儀礼の在り方を示す重要な遺跡です。
https://jomon-japan.jp/learn/jomon-sites/takasago
入江高砂貝塚館 http://www.town.toyako.hokkaido.jp/syakaikyouiku/page37/page7/index.html
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